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「お坊さんが本気で考えた『きもだめし』」 怖いだけじゃない、深い思いがありがたい

野口 博之

野口 博之

2017.07.31 20:12
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僧侶らがお化けに仮装し、最後に仏様へ導く

この写真投稿は、3万件以上もリツイートされ、様々な声が寄せられている。

そこで、本願寺別府別院に31日、Jタウンネットが話を聞くと、担当者の佐藤淳心(じゅんしん)さん(41)がその内容や経緯を話してくれた。

きもだめしは、本堂を回る縁側の通路を3つのエリアに分けて30日午後に行った。それは、仏教の三悪道である畜生道、餓鬼道、地獄道だ。畜生道は「愚かさ」、餓鬼道は「むさぼり」、地獄道は「怒り」を表す。

そして、僧侶らがそれぞれのイメージに合うようなお化けに仮装し、参加した人を様々なやり方で驚かす。畜生道は獣(けもの)、餓鬼道はホラー小説の貞子のような姿、地獄道は鬼といった具合にだ。

きもだめしで参加者を驚かす鬼(写真は以下、本願寺別府別院提供)

きもだめしで参加者を驚かす鬼(写真は以下、本願寺別府別院提供)

最後に、本堂正面の極楽浄土に戻ってきたときに、僧侶が合掌の作法などについて教え、仏様にお参りするという段取りになっている。入場料はさい銭だけにした。きもだめしは、「べっぷ火の海まつり」の一環として行われた。

「申し訳なかった」と鬼に懺悔した人も
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