石川では「アズキ貝」、全国的には「バイ貝」
2017.06.10 07:31
正式名称は「バイ」
アズキ貝は模様がアズキの様に見える独特な貝です。地元の人でも知らない人が多いのですが、近江町市場などに並んでいます。
石川だけでなく日本全域に生息しているのですが、漁業として成り立つくらい採れる地域でのみ市場に出回っており、石川以外に鳥取、島根、山口、三重、静岡などで食べられています。
呼び名が地域によって違っており、三重などでは「ウミツボ」と呼ばれ、「アズキ貝」と呼ぶのは石川だけだそうです。
正式名は「バイ」と言うそうで、その由来は「貝」の音読みが「バイ」と言われるからだそうです。
貝の音読みが名前になるくらい、昔は有名だったのですが、一時期船底の塗料の影響などで激減し、昭和50年代後半から絶滅の危機に陥ったことがきっかけで、知名度を下げてしまいました。
知らない人が多くなってしまいましたが、最近では少しずつ復活してきており、その美味しさから再び知名度を上げているそうです。
「アズキ貝」という命名が、可愛らしくてよいですよね。(ライター:りえ160)