「♪脱皮す~ればよかろうもん」 福岡発!話題の生物「ダッピィズ」、作者に話を聞いてみた
2017.06.07 06:00
「自分の皮を脱ぐことで解放されるということを伝えたい」
Jタウンネット記者は、脚本と監督、キャラクターの作画を担当したアニメ作家の谷口崇氏に、メールで話を聞いてみた。谷口氏は福岡市出身で九州大を卒業した、生粋の九州人である。
――「ダッピィズ」の音楽を聞いて以来、耳から離れません。なぜ「脱皮」に着目されたのですか。
「友人関係の悩み、仕事の悩みなど、多くの悩みの原因が『欲』からくるものだと思います。友人グループの中でもっと人気者になりたい、もっと昇進したい、など。欲自体は悪いものではありませんが、過剰な欲は必ず現実とのひずみを生み、悩みを生みます。その欲というものは、外ではなく自分自身に存在します」
「ですので、悩んでいるときは、自分の皮を脱ぐことで解放されるということを伝えたいと思い、脱皮をテーマにしました。また、脱皮をするというキャラクターの仕掛けがあればグッズ化しやすいため、普通のキャラクターよりももっと売れる、もっと稼げると考えました」