町おこしに生かす
地元に、こんなすごい面白い話がある。町の有志たちは価値に着目し、三次の町おこしに役立てようと、プロジェクトを立ち上げました。吉川さんらは10年ほど前から、妖怪の仮装をして町を歩く「物怪まつり」を行っています。
「稲生物怪録は三次にしかない。三次の宝、広島の宝、日本の宝。これをもとに三次のファンに三次を見てもらうきっかけにしたい」と吉川さんはいわれていました。
不思議な物怪の物語、稲生物怪録。絵を見ているだけでも面白いこの絵巻が、もっと多くの人に見てもらえる機会が増えるといいですね。(ライター・石田こよみ)