「父の仕事で島に転勤。ささいなトラブルが原因で、村八分扱いに...」(広島県・30代女性)
2017.03.30 21:00
文句を言ったら「これだからよそ者は」
広島県のA島に、父親の仕事の都合で2年ほど住んでいたことがあります。
当時、私は小学校5~6年生。母親も30代前半とまだ若く、これまで暮らしていた市内とは勝手がまったく違う島暮らしに、どうしても馴染むことができませんでした。
なにしろ、小学校に行けば同級生はたった数人、信号機もない、コンビニもない。ご近所さんは玄関のベルも鳴らさず、縁側から勝手に入ってくる。ほしくもない、食べきれないほどの大量の野菜をしょっちゅう持ってくる。島の活性化だ、といっては、行事には常に強制参加。
そうした付き合いの深さに耐え切れず、両親があるとき「やめてくれないか」という趣旨のことを、オブラートに包んで申し出たのですが、たったそれだけで「これだからよそ者は」とご近所中の噂になり、村八分のような扱いを受けるようになってしまいました。