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宮城県民も意外と知らない...「角田市といえばロケットって、なんで?」

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2017.02.11 07:04
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[OH!バンデス‐宮城テレビ]2017年2月3日の「なんでやねん!?宮城解体新書」のコーナーで、「角田市のシンボルがなぜロケットなのか」と疑問に迫った放送をしていました。

角田駅の駅名標(Kzaralさん撮影、Flickrより)
Abukuma Express Kakuda Station

角田市と言って、まず思い出されるのは「角田市スペースタワー・コスモハウス」にあるロケット発射台を思わせる高さ45メートルの展望台です。角田市とロケットの繋がりを伝える象徴的な場所とも言えます。その近くにある「角田観光物産協会」で販売されている物も、ロケットを使った関連商品が多くあります。

角田市スペースタワー・コスモハウス(Yuichiro Hagaさん撮影、Flickrより)
Kakuda Space Tower

なぜ、角田のシンボルがロケットなのでしょうか。その理由はJAXAの「角田宇宙センター」という施設があるためで、角田市は「宇宙を拓くまち」とも言われているからとのことです。

海外の研究者も訪れる「JAXA角田宇宙センター」

角田町には、東京ドーム約40個分の敷地面積のある「JAXA角田宇宙センター」という施設があります。この施設ではロケットの研究開発をしており、約50年前から日本の宇宙用エンジンを常にリードしてきました。

こちらの施設には見学の出来るスペースもあり、ロケットに使われていた様々な物が展示されています。中でも珍しいのが、事故を起こし海底に沈んでしまった「H-IIロケット8号機」のエンジンです。原因究明のために海から拾い上げたエンジンは、落ちた時に水面にぶつかった衝撃でへこんでいる部分があります。落ちた後に海から拾い上げたエンジンは、世界中を見てもこれだけとのことです。

また、センター内には宇宙グッズの自動販売機があります。ロケット関連の文房具の他に、アイスクリームやたこやき等の宇宙食も販売していました。見学が出来るのは、平日の10:00~17:00となっており、土日祝は休館です。

広い敷地内には、世界的にも注目されている試験施設がいくつもあります。NASAの方や海外の研究者も頻繁に訪れている程の、世界一の試験施設とのことです。

角田市にこんなにすごい施設があることを、恥ずかしながら私は初めて知りました。2020年完成を目指して作っている新型ロケットのプロジェクトを行っている場所もありました。2020年と言えばオリンピックですよね。オリンピックと共に、新型ロケットも盛り上がって欲しいです。(ライター:佐藤憲子)

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