豊洲新市場の「最速」グルメレポートを書きたい!【最終回・鮮魚】
負けてられないT編集長一行は
T「......というわけで、Kくんたちは『おさかなソーセージ』と『さんま蒲焼』をゲットしたそうです」
I「えー、おさかなソーセージですか......」
I記者、「それは反則だろ」という顔で苦笑する。
M「私たちも、スーパーやコンビニを探しますか?」
T「うーん、確かに少し歩くとそういうお店もあるんですが......」
ただ、それではK副編集長チームと同じオチになってしまう可能性もある。対抗心もあるし、何よりお腹が空いた。
T「お寿司とか食べたい......レストランとかないですかね」
M「......あ、あそこ、なんか『つきじ』って書いてませんか?」
一行の目に留まったのは、ちょうど道路を挟んで向かい側にあった「有明スポーツセンター」の一隅。そこには確かに、「つきじ魚惣」の文字が――。
T「あー、あれだー、あれですよ! 魚ですよ魚!」
時刻はすでに14時を回っている。ランチタイムの営業終了すれすれだ。3人はダッシュ一歩手前の早歩きで、お店が入っている7階へと急ぐ。
T「あのー、まだやってますか......」
すでに客の一人もいない店内。恐る恐る尋ねると、店員さんが「ああ、やってますよ」。
た、助かった......。
このつきじ魚惣は、なんと展望レストラン。一行の座った席からは、豊洲新市場がよく見える。
頼んだのは、T編集長が「鯛づけ丼」、M記者が「海老と帆立フライ定食」、I記者が「鮪のネギトロ定食」。
疲れた体に、魚のおいしさが染み透る。
M「やはり魚は、豊洲に限りますね~!」
豊洲新市場から、徒歩1キロ。無事に、「豊洲新市場(の近く)で魚を食べる」というミッションを達成したT編集長チームでありました。