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「震災遺構」は今...整備進む旧駅舎、朽ちゆく旧校舎

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2016.10.22 07:09
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[OH!バンデス-宮城テレビ]10月11日の「3.11あの日から」のコーナーでは、震災遺構の今について放送されました。

東松島市旧野蒜駅は、市内で唯一現状のまま保存されることになり、現在新しい駅は高台に移転し、周辺は集団移転用地として整備が進められています。

およそ4mの津波に襲われた旧野蒜駅駅舎は、震災直後や復興が進む地域の写真などを飾った"震災復興伝承館"として今月リニューアルオープンしました。

津波により大きな被害を受けた、震災から約2週間後の旧野蒜駅駅舎(ChiefHiraさん撮影、Wikimedia Commonsより)
津波により大きな被害を受けた、震災から約2週間後の旧野蒜駅駅舎(ChiefHiraさん撮影、Wikimedia Commonsより)

整備された旧野蒜駅駅舎(Rsaさん撮影、Wikimedia Commmonsより)
整備された旧野蒜駅駅舎(Rsaさん撮影、Wikimedia Commmonsより)

旧野蒜駅の周りは、祈念広場として整備され今年度中に完成予定です。

未だに方向性が決まらぬ遺構

山元町の旧中浜小学校は、約10mの津波に襲われましたが、児童や教師、近所の住民など90人が屋上の物置に逃げ助かりました。

海からおよそ300mにある校舎は、海風が吹き込む影響を受け床が剥がれるなど劣化が進んでいます。

震災伝承検討委員会のメンバーが去年1月に保存と活用についてまとめた報告書を町に提出したものの、未だに保存か解体か最終的な決定はされていない状況です。

震災遺構は各市町村が費用を負担して維持管理をしていきますが、今後財政が耐えられるかも問題点の一つです。

山元町は、今月29日に町民を対象とした説明会を初めて実施する予定です。(ライター:長沢あきこ)

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