四ツ谷駅は、なぜ「四谷駅」ではないのか? 「ツ」がつく理由を徹底検証
2016.09.11 11:00
駅ができた当時は「ツ」が珍しくなかった
四ツ谷駅ができたのは、1894年(明治27年)。
正式な地名としてはすでに「四谷」に統一されていたが、一般的には「四ツ谷」と「四谷」がまだ混在していたタイミングだ。
当時の鉄道会社(最初は私鉄・甲武鉄道の駅だった)の関係者の中では、こんなやり取りがあったのではないか。
担当者A「新しく作る駅の名前、どうします?」
担当者B「正式には四谷なんだっけ? でも四ツ谷って普通に言うし、『四ツ谷』でいいんじゃない?」
担当者C「そっちの方が、名前も間違えられないだろうしな」
というわけで、Jタウンネットの結論としては、通説の「読み間違いを避けるため」に加え、「当時は『四ツ谷』が普通だったので、あまり考えずに『四ツ谷』にしちゃった」説を提唱したい。