JR西日本「三江線」廃止を表明... 沿線住民の反応は?
「三セク」転換には大きな壁
JR側はこれまでの検討で、第三セクターで存続させても、車両基地などで初期費用が30から40億円、年間最大で約8億5000万円の負担が生じるとして、路線バスへの転換案を説明していました。自治体側は、巨額な負担を前にして、廃止を受け入れざるを得なくなった形だといいます。
三江線の利用者からは、「病院、買い物、全部これでないと行けない。今は自動車に乗れないのでないと困る」といった声がありました。
鉄道にかわる案としては、小型バスによる新たな交通プランが有力視されているということです。JR側は、初期投資費用と一定期間の運営費用の負担を約束しているということです。
JR西日本は、9月末までに中国運輸局に廃止届けを提出する予定で、通常であれば1年後に運行廃止となるということです。
三次市の増田和俊市長は、「残念な思い。その一言ではあるが受け止めていかざるを得ない」と話しました。
バスによるプランにかわったとき、三江線を利用していた人の負担が大きくならないようにして欲しいと思うとともに、今回の決定が他の路線にも波及しないか心配に思いました。(ライター:わがママ)