「南アルプスの名水と山」をPR 山梨県北杜市で「水の山ウィーク」開催
2016.08.03 17:20
「ユネスコエコパーク」にも認定された名水の地
北杜市は山梨・長野・静岡の3県にまたがる南アルプス地域の一角で、豊かな水資源を産出する場所だ。サントリーのミネラルウォーター「南アルプスの天然水」の工場もこの地にある。同プロジェクトは、ユネスコが1976年から生態系の保全などを目的に展開している事業「ユネスコエコパーク」に南アルプス地域が認定されたことを機に発足。北杜市が世界に誇る名水の地になることをめざし、市民と共に同市全域の地域活性化を図る。
フォーラムは二部構成で、第一部では世界初のデジタル地球儀「触れる地球」を開発した京都造形芸術大学教授・竹村真一さんと、観光庁からも認定を受けた「観光のカリスマ」として知られる山田桂一郎さんが講演を行った。
竹村さんは「触れる地球」を会場に持ち込み、日本の水資源と地球的条件との関係や、豊かな水資源を生むためには人間による土壌づくりが欠かせないことなどについて、デジタル地球儀の映像を交えて紹介した。
山田さんはこれまで数多くの観光地と観光による地域活性の現場を見て来た経験から、北杜市の世界に誇る「水の山」をいかに世界に向けてブランディングしていくべきなのか、その可能性を語った。