もはやレトロな「ガラケー」...メールの「Re:」増殖とか、今や懐かしの世界
今や子供や高齢者もスマートフォン、いわゆるスマホ使用する人々が主流派になった。一方スマホが登場する前の携帯電話の形であるガラパゴス携帯、略してガラケーは根強い人気はあるものの少数派に。機能や便利さは比較にならないほど向上したスマホであるが、ガラケー時代を懐かしく思うこともあるようす。コミュニティーアプリ「アンサー」に立てられたこのスポットには、そんなガラケー時代を懐かしむコメントが寄せられている。
返信の際につく「Re:」や、「新着メール問い合わせ」、転送の際につく「Fw」、「チェーンメール」。これらはガラケーを使ったことのある世代だからこそわかるあるあるネタである。久しぶりにガラケーを使っていたころを思い出してみてはいかがだろうか。
「メールの「Re:」が増えていく感じ良かったよね」
あなたもきっとガラケーを使ったことのある世代ではないだろうか。今では、スマホが主流となり、連絡手段はLINEとなった。画面上にメッセージが残るLINEは大変便利である。しかし、ガラケーは不便ながらも、LINEでは味わえないコミュニケーションがあり、今でも懐かしく感じる人は多い。このスポットに集まった彼らもそんなガラケー世代である。
まず、返信の際にメールの件名につく「Re:」に懐かしさを感じるらしい。「Re:」は返信の度に増えるので「メールの「Re:」が増えていく感じ良かったよね」「わっかる~」とのコメント。LINE以上に相手とのやり取りが数でわかるので、相手との絆を客観的に感じられる良さがあった。
「新着メール問い合わせ」も相手からの返信が遅い時にするのだが、その待っている時のドキドキ感も懐かしく感じる。
転送しないと呪われるチェーンメール。流行ったなあ~
転送の際につく「Fw」も取り上げられる。そこで話に挙がるのがチェーンメール。「誰かにこのメールを送らないと呪われる」という呪い系のチェーンメールや「大切な人にこのメールを送れば幸せになれる」という幸せのチェーンメールなど、あの手この手でメールを送らせようとするこの仕掛けは、LINEではチェーン感がないために効果的ではない。ガラケー時代であるからこそのいたずらであったといえよう。主は「初めて来たのはテレビの企画でどれだけメールが拡散されるか実験してるから送りまくれってやつだったな(笑)」とのこと。くだらないが、あの頃はそのばかばかしいところも含めて楽しかった気がする。
そして、LINEと比較してうれしいのが「既読つかないから遅れて返信できる幸せ」であろう。お互いを監視しているような今の状況が息苦しいという思いもあるのかも。ちなみに筆者の弟と母はいまだにガラケーを使用中。不便であるはずのに、彼らが自分よりも自由であるように見えてしまうのは、筆者のネガティブな性格のせいだけではないだろう(そう信じたい)。(ライター:ファエマ)