社民党本部の跡地、なんと警視庁庁舎に! 空き地と化した「三宅坂」の今
2016.06.23 06:00
わずか3年半の「仮庁舎」
永田町庁舎は、軽量鉄骨造(いわゆるプレハブ工法)で建てられる。だとすれば、長期にわたって庁舎が使われることはないのだろうか。調べてみると、手狭になった「国立公文書館」の移転候補地として、跡地利用が検討されていたとわかった。
移転計画は2案あり、A案が憲政記念館のある敷地、B案が会館跡地を含むエリア。16年5月26日にA案に内定したのだが、そのときの会議録に気になる一文があった。
「旧社会文化会館敷地は、平成三十二年まで警視庁の仮庁舎として使用されることとなっております」
内閣府の報告書によると、具体的には平成32年(2020年)9月ごろまで、仮庁舎が置かれるという。東京オリンピックの会期に合わせてか、仮庁舎はわずか3年半で、役割を終える予定だ。その後、この地はどうなるのだろう。早くも続報が気になる。