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消えゆく「つるかめランド」...関東に大量出店していたスーパー、その生き残りを探して

城戸 譲

城戸 譲

2016.06.08 06:00
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東証1部から外資傘下、そしてイオンへ

まずは、つるかめの店内BGM「つるかめ音頭」をお聞きいただきたい。この曲が店内でヘビーローテーションされていたと思えば、訪れたことがない人でも、おおよその雰囲気はつかめるはずだ。

「つるかめ」とは、食品問屋のシートゥーネットワークが、1990年代に参入した食品スーパー。単なる「つるかめ」に加え、「つるかめランド」「ふーどれっとつるかめ」といった屋号で展開していた。

日経ビジネス(2001年7月23日号)によれば、同社の仕入れのモットーは「賞味期限切れ間近の商品を狙え」「新製品よりも旧商品」「コンビニエンスストアの定番から外れた商品を置く」だそうだ。加工食品中心のラインアップが特徴で、生鮮食品や総菜は外部に任せている。

生鮮食品は他社でカバー(16年3月撮影)
生鮮食品は他社でカバー(16年3月撮影)

同社は2001年に東証1部上場するも、2年後には英小売大手・テスコの傘下に入り、「テスコジャパン」へと社名変更した。しかしテスコの日本撤退により、13年にイオングループ入り。社名を「イオンエブリ」に改めてからは、冒頭のように続々と姿を消した。

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