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藤沢に「街の映画館」をつくりたい! 地元団体による寄付プロジェクトがスタート

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2016.05.30 11:00
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藤沢に映画館を...!

シネコヤの名前は、「シネマの小屋・寺子屋」に由来する。2013年から「街の小さな映画館づくり」を掲げて活動してきた。上質な映画とサブカルチャー、そして、それらを愛する人たちが集まる空間づくりを目指している。

藤沢市では、2007年に72年続いた老舗「藤沢オデオン座」が閉館し、次ぐ2010年にも「フジサワ 中央」が60年の歴史に幕を閉じた。2011年にシネマコンプレックス「109シネマズ湘南」がオープンしたものの、市内から「街の映画館」は姿を消してしまった。

シネコヤの代表・竹中翔子さんは「いつか再び藤沢に『街の映画館』をつくりたい」という思いから、市民ボランティアや協力者らと上映主催団体を立ち上げた。現在は、同海岸の「アイビーハウス」を拠点に、毎月第1・3金土曜日に上映会「隠れ家シネマ」「鵠沼シネマ」を実施している。

シネコヤの代表 竹中翔子さん
シネコヤの代表 竹中翔子さん

今回、鵠沼海岸商店街に常設のミニシアターをつくることが決定し、「街の映画館づくり」が本格始動する。場所は、同商店街の一角にある元写真館。昔から地元の人たちに愛されてきた、思い出のたくさんつまった場所だ。

常設映画館は現在と同規模の30席程度を予定しており、今夏から初秋ごろのオープンを目指すという。毎日それぞれ違う作品を4本ほど上映し、連続観賞も可能な「名画座」のような映画館が理想。竹中さんは「各地で街の小さな映画館が閉館するなか、今までとは違う『街の映画館』という新しいカタチを確立させたい」と語った。

常設映画館づくりに伴い、シネコヤでは寄付プロジェクトを6月から本格的に実施する。寄付金は写真館の思い出あふれる風合いを残しながら映画館へと改装し、実際にオープンするまでの活動資金に充てられる。目標金額は1000万円で、寄付金額は任意となっている。寄付は振り込みか、直接会場で受け付けている。

なお、現在「アイビーハウス」で行われている「隠れ家シネマ」と「鵠沼シネマ」は、常設映画館の完成後も続けていくという。

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