「舛添要一 朝までファミコン」はクソゲーじゃないし、プレイしても都知事のことはあまりわかりません
総じて言うと、50点くらい
要するに、舛添氏でなくたっていい役回りである。たとえばこれが探偵でも謎の情報通でも、まったくストーリーの進行上問題ない。
いや、クリアした今ならわかる。なにしろ、舛添氏が出て来なきゃ、発売にこぎつけられたかどうかも怪しい地味なゲームなのだ。なんとか話題性を持たそうとしたのだろう。逆に言ってみれば、ビジネスを語れるインテリなら誰でも良かったのだ。
......よりによって、なんで舛添氏を選んだのだろう。本当に。
そういうわけで、このゲームから読み取れるのは、「1992年の舛添要一」が世間からどういうキャラとして見られていたのか、ということぐらいだ。
そしてそのキャラというのは、「知的で、金権や癒着には否定的な、それでいて堅物ではなく、逆境に強い、国際派の、頼りになるタフガイ」といったところだろう。
そんな人物像(=世間からの期待)は、確かに今の舛添都知事の状況から見ると、皮肉なものには違いない。