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「舛添要一 朝までファミコン」はクソゲーじゃないし、プレイしても都知事のことはあまりわかりません

竹内 翔

竹内 翔

2016.05.25 17:01
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総じて言うと、50点くらい

要するに、舛添氏でなくたっていい役回りである。たとえばこれが探偵でも謎の情報通でも、まったくストーリーの進行上問題ない。

いや、クリアした今ならわかる。なにしろ、舛添氏が出て来なきゃ、発売にこぎつけられたかどうかも怪しい地味なゲームなのだ。なんとか話題性を持たそうとしたのだろう。逆に言ってみれば、ビジネスを語れるインテリなら誰でも良かったのだ。

......よりによって、なんで舛添氏を選んだのだろう。本当に。

舛添氏の人間像は、当時のビジネスマンの「理想像」として描かれている
舛添氏の人間像は、当時のビジネスマンの「理想像」として描かれている

そういうわけで、このゲームから読み取れるのは、「1992年の舛添要一」が世間からどういうキャラとして見られていたのか、ということぐらいだ。

そしてそのキャラというのは、「知的で、金権や癒着には否定的な、それでいて堅物ではなく、逆境に強い、国際派の、頼りになるタフガイ」といったところだろう。

そんな人物像(=世間からの期待)は、確かに今の舛添都知事の状況から見ると、皮肉なものには違いない。

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