東京人「なまってる人がうらやましい...」【秘密のケンミンSHOW/東京の視点×大阪の目線】
2016年5月19日の「秘密のケンミンSHOW」(日本テレビ系)。東京、大阪出身のウォッチャーコンビが、今回の番組で気になったところをそれぞれチェックする。
ご両人が気になったのは、「青森県民から学ぶ津軽弁講座」。番組スタッフが聞き取れず、お蔵入りになったテープの「救済企画」として、街ゆくネイティブスピーカーに翻訳してもらう企画だ。ふたりの感想は――。
大阪の目線→「バイト雇えばよかったやん」
最も難解な言葉として「津軽弁」が紹介されていた。青森県の人に、実際津軽弁をしゃべっている人のVTRを観てもらって文字にしてもらってた。例えば「いばだばあってねじゃ ぬてあってねじゃ」とか。もうわけがわからなかった。
これを書いた紙がぽんとおいてあったら、ひらがなを覚えたばかりの子供が、知ってる字をてきとうに書いていったんやなぁ、と思ったやろうなぁ。もしくは、何かの暗号かと思って解読しようとしたかも。方言が問題かと思ったら、発音自体も全然違っていて「中舌母音」といって、「い、う、え」が違うと実際言ってもらってたけど、全部同じに聞こえて、完全に外国語やと思ったわ。
ところで、今まで青森に取材に行ったけど、言葉が難解で放送されなかったことが多かったと言ってたんやけど、「津軽弁がわかるバイトでも雇えばよかったやん」とツッコミを入れたのは私だけじゃないよね。(スタチューは体力勝負さん・大阪出身)
東京の視点→「女子の方言はカワイイ」
東京で育つと標準語しか喋れないから、方言ってちょっと憧れがあるなあ。女子が使うとやたら可愛く感じるし、ちょっと強めの口調でも柔らかく聞こえるから得だよね。標準語と違う表現が出てくると話のネタにもなって盛り上がるし、帰省するとなまりが出ちゃうなんてちょっと言ってみたくなるなあ。
だけど、津軽弁はかなりの独特さで衝撃的だったよ。あいうえおの母音の発音から微妙に違うとはかなり難易度の高い方言だよね。日本語のはずなのにほとんど何も聞き取れなくて、もし津軽の方と話す機会があったとしても、申し訳ないけど外国人だと勘違いしてしまうわ。青森の中でも南部弁と津軽弁とで全然違うみたいだし、岩手や北海道はまた別の方言だなんて、日本って小さい国なのに本当に地域性が強くて面白いね。(なつよさん・東京出身)

東京の視点×大阪の目線
東京と大阪、2人のウォッチャーが、東西それぞれの目で同じテーマをウォッチ。東京人の「視点」と大阪人の「目線」、あなたが共感できるのはどっち?