「子猫を飼っては、飽きると放置する鼻つまみ一家。猫たちは玄関前で入れてほしいと鳴き続け...」(岩手県・40代女性)
年を取ると放り出して、エサもやらない
私の実家の、南向かいの家の話です。ここの夫婦は30年以上、猫を飼っては捨て、飼っては捨てということを繰り返し、近所の鼻つまみ者になっています。
というのも、彼らが好きなのは「猫」ではなく「子猫」。いつも拾ったり買ったりして、幼い猫を飼い始め、しばらく文字通り「猫かわいがり」するのですが、大きくなって(彼らの基準では)かわいくなくなったら、そのままポイ。二度と家に入れることもなく、エサなどはもちろんやりません。
突然捨てられた猫にしてみれば、何があったのかわかりません。しばらくの間、家の前で入れてくれるよう、何度も鳴いて懇願します。しかし、ドアが開かれないことを理解すると、寂しくその場を去っていきます。その姿が、子ども心にかわいそうでたまりませんでした。