長崎美人に聞いた！ 間もなく開幕「ランタンフェスティバル」...その見どころは？

2月の長崎は、絢爛たる異国情緒に染まる。地元っ子なら知らぬ人がない冬の風物詩、それが「長崎ランタンフェスティバル」だ。

新地中華街を中心に市内各所が、中国ランタン（提灯）で飾り付けられる幻想的なお祭りで、ランタンの数は実に約1万5000個！　2015年には約92万人が訪れた。

Jタウンネット編集部では今回、長崎市の担当者、そして2015年度「ロマン長崎」の飛永友加さんに、その見どころを聞いた。

中国の「国家機密」の芸が人気

ランタンフェスティバルといえばメインイベントの1つである「皇帝パレード」が有名だが、市の担当者によればほかにも、注目の出し物やスポットがたくさんあるという。

その1つが、「中国変面ショー」（期間中は毎日公演）。中国の伝統芸能で、演者が一瞬にして装着した仮面を変え、別の顔に変身するという芸だ。その早業の正体は、国家一級秘密にも指定されているのだとか......。

もう1つ、近年人気が上昇中だというのが、浜んまち会場に飾られる縁結びの神様「月下老人」人形だ。期間中には「赤い糸」のお守り（100円）が提供されるのだが、地元ではそのご利益の強さが、口コミで年々広まっている。バレンタインデーとも重なるので、今年は赤い糸の争奪戦にもなるかも。

行ったら食べておきたいグルメ！

ロマン長崎である飛永さんは、生まれも育ちも長崎の地元っ子。そんな彼女に、ランタンフェスティバルでの「イチオシ」を聞くと――。

「私は、『角煮まんじゅう』を食べながらいつも街を歩いています。出店で売っているんですが、これがとってもおいしいんですよ」

角煮まんじゅうとはその名のとおり、豚の角煮を皮で包んだ、地元の名物料理だ。寒空の下、ほかほかと上がる湯気にふらふら吸い寄せられる人が続出、お店によっては30分もの行列ができることも。

翌日は軍艦島なんかに足を伸ばしてみては

また市の担当者からは、ランタンフェスティバルを楽しんだ後の定番コースも教えてもらった。

「その足で、『世界新三大夜景』にも認定されている長崎の夜景を見に行く、という方もいらっしゃいますね。さらに一泊して、軍艦島をはじめとする県内の世界遺産を巡るというのもおススメです」

世界遺産の中でも、ロマン長崎・飛永さんが好きだというのは「グラバー園」だ。幕末に活躍した貿易商、トーマス・ブレーク・グラバーらの旧邸で、和洋の様式を取り混ぜた美しい建築、庭園に咲き誇る美しい花々。「まさに、長崎の良さがすごく出たスポットです！」と飛永さんは太鼓判を押す。

2016年のランタンフェスティバルは、2月8日～22日の日程で開催される。