ふるさと納税「お礼なくても寄付来るかと思ったが...」7年連続「0円」の町、ついに動く
「ふるさと納税」想定外の盛り上がりに出遅れた市が
大阪府内の受入額ランキングを見てみると、なんと"0円"の町が......。それが「高槻市」です。しかも、ふるさと納税制度が始まってから7年、1件も寄付が行われていないのです。というのもそもそもふるさと納税の制度を導入しておらずお礼の品も用意していなかったから。
実は市の内部でもこれを問題視し、制度から8年目にしてようやく重い腰を上げました。高槻の地元の地酒や、地元のお店の方々が協力して出したお菓子など、この1月からついにお礼の品の提供を開始したのです。名産品のトマトや寒天、高槻市のキャラクター「はにたん」のグッズなどがラインナップされています。
では、なぜ今までお礼の品を用意していなかったのでしょう?市の担当者によると、「そういった取り組み自体がそもそもお礼の品がなくても寄付をいただけるものと思っていて、ふるさと納税がこれだけ全国的に大きくなるとは考えていなかった」そうです。
"遅ればせながら"ふるさと納税に参入した高槻市。制度開始から1週間で60万円のふるさと納税があり、上々の滑り出しのようですよ。(ライター:ツカダ)