「自動改札で引っかかるのは女ばかり」説は本当? 新宿駅で1000人調査した結果...
で、具体的な男女比は?
さて、結果発表だ。1003人分の利用客のうち、カードを出し損ねたのは――。
女性、5人。
男性、7人。
なんと、男性の方が引っかかった人数が多かったのである。
もちろん、利用客の男女比(感覚的には、男性がやや多かった気がする)までは調べられていないので、この結果だけでは「男の方が引っかかりやすい」とは言えまい。だが少なくとも「女ばかりが引っかかる」という説は、声を大にして否定したい。
原因はどこにあるのだろうか。45分間観察していた限りでは、男性の多くが定期入れをポケットに突っこんでおり、特に細身のスーツなどだと取り出すのに難儀しがちだった。対して女性にはハンドバッグに収納している人が目立つ。こうしたバッグには底にパスケース入れが付いているものも多く、そのままタッチして改札通過が可能だ。
このあたりのアドバンテージが、女性有利の結果を招いたのかもしれない。
それにしても、男女合わせれば100人に1人は改札で引っかかっているのである。今後うっかり記者が「ピンポーン」させてしまっても、あまり邪険にしないでください。