《実食!》"Farm to Table"をテーマに、スターシェフが作るカリフォルニアイタリアン『Salt Water(ソルト・ウォーター)』
アメリカのスターシェフ、David Myers(デイビット・マイヤーズ)氏。ミシュラン一つ星を獲得したフレンチ『SONA』を始め、セレブたちが訪れるレストランをロサンゼルス近郊に次々とオープン。西海岸のレストランフードのパイオニアとして評価されています。
今年6月に、東京・恵比寿ガーデンプレイスにオープンしたカリフォルニアレストラン『Salt Water』をプロデュース。生産者の元で大切に育てられた食材を用いた、カリフォルニア・クイジーンを提供します。
いま、アメリカのレストランシーンで最も注目が集まっている”L.A.”では、アジア、ヨーロッパなどさまざまな国のカルチャーに影響を受けた料理が生まれています。『Salt Water』は、”若いシェフによる小さなお店がオープンし、活気づく現地の雰囲気”を再現しているそうです。
フレンチをベースに、イタリアンやアジア料理など、それぞれのエッセンスを融合させた、新しい解釈のカリフォルニア料理を堪能できます。
クリスマス恒例・バカラのシャンデリアも眩い『恵比寿ガーデンプレイス』。クリスマスムードを盛り上げる、日本限定の「ウィンター&クリスマスコース」が登場しています。
デイビット・マイヤーズ氏による実演を兼ねた試食会にお伺いしました。
食のシーンで注目を集める“Farm to Table“(農場から食卓まで)。今回の来日期間にも、さまざまな生産地に向かい、実際に作業を共にしたそうです。
2日前に、北海道のファームに足を運んだというシェフ。テーブルには、自ら掘ったという3色のジャガイモのチップス、グリルした長ネギをチョップしてサワークリームと合わせたディップが用意されています。ポテトとサワークリームは、ベストマッチ!
そして、「ローストビーフ」の実演。イケメンシェフの調理を見られるというのは、またとない好機!
かなり細かくみじん切りしたハーブとガーリックをよく擦り込んで馴染ませます。両手で丁寧に、丁寧に。
この状態で丸一日ねかせてから、オーブンで焼き上げます。温度を変えながら、仕上がりはミディアム・レアに。焼きあがったら30分ほど休ませて、肉汁を落ち着かせてからカットします。
おおーっ、キレイな赤!
ハーブの緑が鮮やかなソースが、クリスマスを連想させます。しっとりとやわらかな肉質、旨味を閉じ込めたジューシーな味わいに、たっぷりのハーブがきいた、さわやかなローストビーフです。水菜とマスタードリーフ、マッシュルーム、パルメザンポテトを添えて。
次にいただいたのは、いわゆる「カチョエペペ」。
ローマを代表するシンプルなパスタですが、ロングパスタではなく、アメリカのソウルフード「マカロニ」を使用。香ばしいパンチェッタに、ペコリーノロマーノ、パルメジャーノの2種のチーズを贅沢に使い、最後に温泉卵をオン。イタリア×アメリカを掛け合わせ、最後に日本らしい仕上げをしたオリジナルの逸品です。
デザートに「リンゴのシャーベット」。まるでリンゴそのままを食べているような、濃い味わい。なんと、きな粉をかけているのですが、これは新しい発見でした。
さらにお土産にいただいた「ティラミス」。エスプレッソのしみたビスキュイと、風味豊かなマスカルポーネチーズ、ビターなココア。コクがあるのに重すぎず、余韻だけが残ります。絶品!
4品いただいただけでも、基本に忠実に、なおかつ、シェフ独自のアレンジを加えた料理の世界観を垣間見れた気がします。ほかにはない、斬新で、贅沢な味わい。それも、デイビット・マイヤーズ氏が、食材と向き合って理解し、調理することで生まれたのだと伝わってきました。
「クリスマスコース」は12月25日まで、「ウィンターコース」は2月末までの提供予定です。もちろん、食材の入荷状況によって替わってきます。
寛ぎの空間で、音楽を聴きながら、上質な料理とお酒を楽しめる一軒。女子会やデートにぴったりです。ぜひ、一度ご賞味ください。
店名Salt Water(ソルト・ウォーター)
住所渋谷区恵比寿4-20-4 GLASS SQUARE B1
電話番号03-5422-9025
定休日不定休
営業時間11:00~23:00
オフィシャルページhttp://salt-water.jp/