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宗教勧誘、怪しい外国人、客引き、メイド...実は危険?「夜の秋葉原」を歩く

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.10.26 06:00
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パーツ屋街一帯はディープな雰囲気

パーツ屋が密集する地帯に足を踏み入れた。ほとんどの店舗はシャッターを閉めていて、営業しているのは飲食店くらいか。
カツアゲ=恐喝する人が出没するらしいとネットで噂の昌平小学校付近。照明が心なし明るかった。立ち寄ったときはちょうど区の職員がぞろぞろと退館するところで、身の不安を感じる瞬間はなかったが......。

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周囲を見渡していると、近所のメイドリフレから女性5・6人が一斉に出てきた。彼女たちは駅の方向へ向かい、「触られた」「大丈夫だった」といったことを、あっけらかんと話している。

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さらに南下を続けると、目つきの悪い外国人と何度か遭遇した。決して人種差別するつもりはないが、体格の優れたアフリカ系外国人が客引きを始めたら、六本木みたいになるのかなと夢想した。

駅に近づくにつれ、裏通りにもかかわらず女性が増える。地下アイドルが12月開催のライブのチラシを配っているケースもあったが、多くは居酒屋やメイドカフェ、ガールズバーに誘導する、コスプレ姿の客引きだ。髪の毛の下に隠したイヤホンで誰かと連絡を取っていた。
独特な雰囲気はJR総武線ガード下まで続いていて、「Photo NG!」と書かれたプラカードを持つ女性もいる。

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中央通りに出た。時刻は間もなく22時になろうとしている。アキバで働いた女性も帰宅のため駅に向かっているが、この界隈で最も目立つメイド喫茶「めいどりーみん」はまだチラシ配りをしていた。メイド姿の女性からチラシを受け取ると、「わっ、ありがとうございます!」と喜んでくれた。

22時頃の秋葉原

プロ野球のスタジアムで、9回裏になっても「ビールいかがですか~」と頑張る売り子と重なった。なんというか健気な姿で、一度来店してみようかなと思ってしまった。

そのななめ向かいに建っているのが、エウリアン出没地として知られたギャラリー跡地。10月初旬の訪問時はシャッターが閉まっているだけだったが、建物全体がベニヤ板や幕で覆われている。工事内容を示すパネル類は見当たらない。アートを売っていた場所だが、現在の状態は美観を損ねている。

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2時間ほどの夜のアキバ散歩だったが、身の危険を感じることはなかった。チラシを受け取ったら、そこに書かれた情報や口コミをネットで調べてから来店を決める――。そうすればぼったくりなどに遭う危険はかなり減るのではないか。

最後に。ツイッターユーザーのThe!リペあきさん(@ripetakobozu)が、秋葉原駅周辺で美人局に遭遇した体験を投稿している。マスクを着用した女性から「すみません地方から出てきて場所が解らないのですがポストは何処ですか?」と声をかけられ、一緒に探してあげたところ、強制的にジュースを渡してきて、体に寄り添ってくるなど、不可解な行動を取り始めたという。


遠くから誰かに監視されている=身の危険を感じた彼は、無事別れることができたそうだが......。

記者はその女性に遭遇しなかった。とはいえ、異性からの思いもよらない誘惑に殿方は十分注意したいものだ。

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