ヒトラー30歳、すでにユダヤ人「除去」を決意
歴史好きな記者としては、日本初公開となるアドルフ・ヒトラーの書簡に目を惹かれた。
1919年9月16日付、ヒトラーは30歳。この手紙にはすでに、「ユダヤ人の除去」という思想が記されている。
第1次世界大戦から復員し、軍の諜報員として働いていたヒトラーはこのわずか4日前、ナチスの前身となる小政党「ドイツ労働者党」と出会い、10月に入党を決意する。一介の兵士から、独裁者への道を歩み始めたまさにその瞬間の手紙だ。
展覧会は2015年10月13日まで(各日10~21時)。