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サザエさんは「貝類学」、魔女の宅急便は「流通」!? ハッシュタグ「#海老名市図書館風に分類してみる」がカオスなことに

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.10.07 06:00
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宗教書が旅行のカテゴリー??

その一例が、「旧約聖書出エジプト記」だ。
東京都豊島区立図書館の検索ページで調べると、ジャンルは「哲学・宗教・心理/宗教/キリスト教」でヒットする。ところが、海老名市の場合は「旅行/海外旅行/アフリカ/エジプト」となっている。
もっともNDC番号はいずれも「193.212」(キリスト教/聖書)だ。

実際問題、NDC番号が他の公立図書館と一緒で、公式サイトの書名検索が正しく機能するなら、目当ての本を探すのに困ることはあまりないのかもしれない。ただ、書架をうろうろしながら本を探したい人にとっては、「あれぇ...ないなぁ」と困惑するに違いない。

このニュースがネットに流れるや、ツイッターには「#海老名市図書館風に分類してみる」というハッシュタグが作られた。
以下のツイートはもちろん全て投稿者の妄想だが、さもありなんという気がしてくるから不思議だ。

堀辰雄の小説「風立ちぬ」を気象としたのは割と思いつきそう。「サザエさん」を貝類学としたのは、NDCをよく知っている人だ。
又吉直樹の「火花」は今年最大のベストセラー小説だが、ブームを全く知らない人がタイトルだけで判断したら、確かに「工業/溶接」にラべリングしてもおかしくないかも。

しかしこうしてみると、名作と呼ばれる本の中には、普通の概念では結びつかなそうなワードを合体させて、一つのタイトルにしているケースが多々あることに気づく。

そう考えると、今回起きた妙な分類は他の図書館でも起こらないとも限らない......かも。

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