あの「謎肉」も...衝撃スイーツ「カップヌードルソフト」を全力で食べてみた
干しエビ、いり卵、ニンジン...ソフトクリームとの相性は?
「カップヌードルミュージアム」こと安東百福発明記念館は、自分だけのオリジナルカップヌードルを作りながら、その製造工程を学べる「マイカップヌードルファクトリー」など、体験型の展示で人気を集める観光施設。企業ミュージアムとしては日本一の来館者数(2014年度実績)を誇り、12年には「神奈川観光大賞グランプリ」も受賞している。
その来館400万人を記念して発売された「カップヌードルソフト」は、同館4階にあるフードコート施設「NOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード-」で購入できるとのこと。さっそく、2種類の衝撃スイーツに挑戦してみたい。
左が「カレー」、右が「しょうゆ」である。干しエビやニンジン、「謎肉」ことダイスミンチなどの具材が、ソフトクリームの上にたっぷりと載ったそのビジュアルはインパクト抜群だ。店舗スタッフに尋ねてみると、これらの具材はカップヌードルのものを「そのまま」使用しているという。
また、容器のサイズは、市販の「カップヌードル ミニ」と同じ大きさで、通常のものより一回り小さくなっている。
それではまず、「しょうゆ味」から。使われているかやくは、干しエビ、ダイスミンチ、たまご、青ネギの4種類だ。
実際に口に入れてみると――、思いのほか食べやすい。というよりも、普通に「おいしい」。ほのかに醤油の風味が感じられるソフトクリームに、サクサクで塩辛い具材がマッチして、まるで「塩バニラ」のような味わいになっている。
「なんだ、普通においしいのか......」と、(なぜか)ガッカリしかけた筆者だったが、すぐに自分の考えの甘さに気付かされた。具材を飲み込んだ直後に、口の中を襲う後味が、完全にカップヌードルの「ソレ」だったからである。
なかでも、「干しエビ」のあの濃厚で独特な風味が、まだクリームの甘さが残る舌の上に襲いかかってきたときは......。まさに筆舌に尽くしがたい味だった、としか筆者にはいえない。
気を取り直して、カレー味に挑戦してみたい。こちらは、ジャガイモ、ニンジン、ダイスミンチ、青ネギの4種類がトッピングされている。顔を近づけてみると、猛烈なカレーの香りが。
あまりのカレー臭に尻込みしつつも、いざ実食。すると――、こちらも普通に「おいしい」。その強い香りにも関わらず、ソフトクリーム自体にはあまりカレーの味を感じない。むしろ、大量に入ったジャガイモがまるでクルトンのような役割を果たし、なんだか「コーンポタージュ」のような味に感じられる。後味が強烈な「しょうゆ」に比べて、むしろこちらの方が食べやすいかもしれない。
アイスを食べているのに歯にネギが挟まるという、人生で初めての経験に多少ひるみつつも、両者とも無事に完食できた。
どちらも価格は300円(税込、別途入館料として500円必要)で、今後も同館限定で販売を続ける予定だという。