セーブオンで買った「ぐんまちゃん」カップ麺を解剖する
群馬なのに讃岐風の「ぐんまちゃんうどん」
次にトライしたのは「ぐんまちゃんうどん」(税込108円)。カップうどんの容器は平底が主流。縦長は少数派だ。
フタを開けると、乾燥した麺が上部ギリギリまで詰まっている。玉子やネギ、わかめなどがあらかじめ混入されていて、量は比較的多め。パッケージには「かきたま入り」と書かれている。
お湯を入れるときは少し注意したい。麺が近いのでお湯が跳ね返り、手に当たる可能性があるからだ。ゆっくり、慎重に注ぐべし。
3分待って、食べられる状態になった。
大手食品メーカーのカップうどんの場合、関東向けに出荷している商品のスープは濃くしていると聞く。
ところがスープを飲んでみると薄口であっさりしている。群馬は東日本エリアなのだが、公式サイトには「讃岐風うどん」と説明されている。容器に「こんぶだし」と書かれているのはそういうことだったのか。
麺の弾力性はそれほどない。乾燥している状態ではボリュームが多く感じられたが、ほぐれた麺は普通のボリュームになった感じを受ける。説明書きを読むと、内容量67グラムのうち麺は55グラムと記されている。
ちなみに日清食品のカップヌードルの麺量は65グラム。ラーメンとうどんなので一概には比較できないが、一つの目安になるだろう。
また1食分の標準栄養成分表は、エネルギーが315キロカロリーで、炭水化物は38.9グラムとなっている。栄養分の中ではカルシウムが103ミリグラムと割合高かった。
都内の大手コンビニで、類似の商品を購入した。ナショナルブランドのカップ焼きそばとPBのカップうどんは、合わせて税込294円。
内容量はほぼ一緒なのに価格差は28円ある。セーブオンの東京進出を期待する声がネットに上がっているが、その理由が分かる気がする。