＜中国・四国・九州編＞鳥取を砂に沈めた、佐賀を急便...「○○を」で都道府県を検索すると面白すぎる

グーグルの予測変換機能「Googleサジェスト」を使って、「＜都道府県名＞＋を」と入力した場合の結果を調べるこの企画。今まで、東北・関東編と中部・関西編の2本をお送りしてきた。最終回となる今回は「中国・四国地方」と「九州地方」を特集。とくに面白い結果となった5つの地域をピックアップしてご紹介したい。

まずは、中国・四国地方。ここでは、「広島」と「鳥取」、「徳島」に注目した。

広島カープ関連のワードが続々

トップに出てきたのは「広島を燃やせ」。なんて物騒な......と思うなかれ、これはカープファンならお馴染み、今季8年ぶり古巣に戻った新井貴浩選手の応援歌の一節だ。ファンの中でも名曲とされていた応援歌で、新井選手の復帰に合わせてこのフレーズを検索する人が急増したようだ。「広島を出る喜び」も、カープ関連のワード。こちらを検索すると、2014年に巨人へ移籍した大竹寛投手がニンマリと笑った画像が出てくる。また、気になる「広島を訪れたら絶対に...」は、ネットメディアが「広島県民あるある」をまとめた記事のようだ。

鳥取、砂に沈んでいた

「鳥取を砂に沈めた」とは一体どういうことなのだろうか。調べてみると、15年1月から3月にかけて放送されたTVアニメ「ローリング・ガールズ」内に出てくるセリフのよう。47都道府県が独立国家となり、争いを続けていた同アニメの世界では、すでに鳥取は砂に沈められてしまったらしい......。

「徳島を除く」...アニメイト徳島店にまつわる定番ネタ

四国地方から唯一注目した徳島県。ここでは、「アニメイト」に関する定番ネタが予測変換に登場した。日本全国唯一のフランチャイズ店であるアニメイト徳島店では、2011年頃まで全国展開のキャンペーンから除外されていた。そのため、「徳島を除く」というワードがアニメイトの特典ページに頻出していたそうだ。これが、ネットのいわゆる定番ネタの一つとして定着したことで、検索される回数が増えたと思われる。現在では、全国キャンペーンから「徳島を除く」という表記は無事に消えているようだ。

続いて、九州地方。ここからは、「福岡」と「佐賀」をピックアップした。

1000年に1度の予測検索結果が！

「福岡を拠点に活動するアイドルグループの17歳メンバー」は、おそらくRev.from DVLのメンバーで「天使すぎるアイドル」、「1000年に1人の逸材」といわれる橋本環奈さんのことだろう。ここまで具体的に予測が表示されるなんて、これこそ1000年に1度の出来事かもしれない。また、「福岡を食べ歩く」や「福岡を食べるっ隊」など、グルメ関連のワードが表示されるのは、福岡名物の「屋台村」の存在が大きいと思われる。

一体なんで？「佐賀を急便」が謎すぎる

本企画の最後を飾るのは佐賀県。ここで注目したいのは「佐賀を急便」というキーワード。あの有名な運送会社のパロディとして、佐賀県にそんな会社があるのだろうか。調べてみたところ、全くそんなことはなく、ただのミスタイプのようだ。しかし、PCのキーボードでも、スマホのフリック入力でも「わ」と「を」を間違えることなんて、そうそうないと思うのだが......。いやはや、まったく謎である。

（ほかの地域はこちら）
＜東北・関東編＞ツッコミどころだらけ！「○○を」で都道府県を検索すると面白すぎる
＜中部・関西編＞京都人はクラブ好き？「○○を」で都道府県を検索すると面白すぎる