東京のコンビニで進む「カフェ化」最前線を追った
まいどおおきに食堂とファミマが合体
次に向かったのは、ファミリーマートの本部がある豊島区東池袋。セブン-イレブンを上回る出店密度は「ファミマ城下町」にふさわしい。
ファミリーマートまいどおおきに食堂東池袋四丁目店は、コンビニと外食店が合体した風変わりな店舗。
この店の特徴は、13席あるカウンター席からガスレンジやワークテーブルが丸見えなことだ。時間帯によって変わる定食メニューを客の目の前で調理する。
マメに整理整頓・掃除するコンビニのイメージに違わず、明るくて清潔感のある食堂だ。
モーニングタイムはモーニングセットやパンケーキ主体だが、ランチタイムはがっつり系定食に切り替わる。
筆者が頼んだのはスタミナ焼肉定食。ご飯とスープ付きだ。ファミマのポロシャツを着た店員がオープンキッチンで手際よく調理する。加熱時に発生する匂いが食欲をそそる。
カウンター席と背中合わせにイートインコーナーが設けられている。コンビニで購入した食品を食べることもできる。うまいスペースの使い方だ。