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LCC人気の結果...「関空で夜を明かす人」が10倍近くに増える

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2015.06.14 07:06
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画像はイメージです(Neil Rickardsさん撮影、Flickrより)
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[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年6月5日放送で、「関空で夜を明かす人」について取り上げていました。

1994年9月に開港した、日本初の本格的24時間空港「関西国際空港」。ここ最近の利用客は増えていて、外国人旅客数は94万人と過去最高になり、初めて日本人旅客数41万人の2倍以上になりました。

関空で発着回数や外国人旅客が過去最高になった要因として、LCC(格安航空会社)が好調なことがあります。関空では2007年ごろから国内路線の廃止や減便が続き、経営立て直し策としてLCC誘致に力を入れてきました。

そしてLCCが好調のその一方で関空に増加した光景が。それは、関空で夜を明かす人の姿。......というのも、LCC各社は飛行機を少しでも多く飛ばして収益を上げるために、深夜着や早朝初の便が多くありますが、公共交通機関がそれに対応しきれていないためなのです。

関空の夜は意外と快適?!

2011年ごろは、関空で夜を明かす人の数は多い日でも30人程度だったといいます。ですが現在では1日平均200~300人と言われています。午前1時45分に梅田行の最終バスが出発し、午前5時ちょうどの梅田行の始発バスまでのおよそ3時間、関空は"陸の孤島"と化すのです。

関空で夜を明かす人の中には、快適に夜を明かすための秘策を持っている人も。まず、携帯電話の充電ができるコンセントの近くは一番人気。貴重品を入れたカバンは枕代わりに使い、キャリーバッグは足元にしっかりキープし、盗難防止に。眩しくないように傘をシェード代わりにする人も。

関空では、少しでも快適に夜を過ごしてもらおうと、さまざまなサービスを提供しています。毛布を無料貸し出しできたり、有料で浴びることができるシャワーを設置。定期的に警察官が巡回を行っているので、関空の夜は比較的過ごしやすいと言われています。

とはいえ交通がなく、仕方なく空港で夜を過ごす人も多くいる......、ということで、深夜に発着するバスをリムジンバス業者に要請中だそうで、これが実現すれば開港以来初めて24時間大阪市内とつながることになりそうです!(ライター:ツカダ)

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