争奪戦再び!? 奥田民生さん表紙「カンパイ!広島県」求め、アンテナショップに女性客行列
ミュージシャンの奥田民生さんが表紙を飾る「カンパイ!広島県」は、県発行の観光ガイドブック第2弾だ。
発行部数は10万部。2015年6月11日12時から特設ウェブサイトで受付を開始したところ、開始45分で予定受付冊数3000部に達する。編集部もアクセスを試みたが、ページが開かず申し込めなかった。
昨年7月に配布した第1弾「泣ける!広島県」の4倍のスピードだったそうだ(参考:Perfume表紙「泣ける!広島県」が人気高騰でお宝状態! Jタウン編集部はTAUへ走った)。
6月16日から東京・大阪・広島を中心に美容室・カフェ・コンビニ・広島県関連施設などで無料配布予定だが、先行して、12日11時から全国3カ所で配布が始まった。
ガイドブックをどうしても手に入れたいJタウンネット編集部。先行配布場所の1つが東京・銀座のアンテナショップTAUと知り、小雨の降る現地へ向かった。
ゲットした客のほとんどは女性
東京メトロ有楽町線銀座1丁目駅で下車し、6番出口を出てすぐのところにTAUはある。改札を通過した時刻は11時15分。地上へ向かうとき、小走りする女性と自然と競争状態になる。実は彼女たちも同じ目的だった。
入口付近に女性店員が立っていて、配布場所を案内する紙を掲げている。
彼女に「『カンパイ!広島県』残っていますか」と尋ねると、「まだございますよ」と笑顔で教えてくれた。
ホッとしつつ店内に入る。階段手前にも同様の案内があった。
配布場所は3階。階段を上り切ってすぐのところにある。すれ違う人の大半は女性で、見た目30~40代くらい。幼児をおぶっている人もいる。
昨年の第1弾は、表紙モデルがPerfumeというのもあったのだろう、TAUの無料配布に集まった人のほとんどが男性だった。第1弾と第2弾で男女比が逆転した感じだ。
店を出たのは11時20分頃。開店時の様子を店員に尋ねたところ、
「オープン前、100人ほどのお客様が並んでいました。今日は1000冊入荷しまして......現時点ではけたのは500部くらいでしょうか」
ということは――昼の12時前には終了してしまうだろう。
でもご安心を。TAUのフェイスブックページによると16日にも通常配布が予定されている。
「TAUでは6月16日(火)からの通常配布も行いますので『カンパイ!広島県』HPでご確認ください」
会社に戻ってガイドブックを開く。巻頭ページは「奥田民生ヒミツの広島旅」。高校時代の同級生が営む店や、ドライブでよく訪れた思い出の地、よく釣りに来ていた宇品港、バイトをしていた場所などを奥田さんが訪ねるという贅沢な企画だ。
このほか、お笑い芸人の友近さんが広島グルメの名店を回る「よだれメシにカンパイ!」、黒沢かずこさんと椿鬼奴さんがスイーツを食べ歩く「甘味にカンパイ!」、不思議世界好きにはたまらない「あなたの知らない広島スピリチャル伝説」、酒どころ東広島の酒蔵を訪ねる「旨酒にカンパイ!」などのページもある。
同じクオリティとページ数の一般書籍が1000円くらいすることを考えると、これをタダで配布する広島県の太っ腹にしびれる。
カンパイ!広島県はPCやスマホサイトもある。奥田さんのスペシャルムービーやメイキング映像を期間限定で見られる。