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思いのほか本格的! 富山の「氷見線・城端線」ご当地萌えキャラは、カードバトルでも遊べる

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.06.03 17:20
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「えだせんがぁるず」キャラクター一覧
「えだせんがぁるず」キャラクター一覧

富山県には、地元のローカル線「氷見線・城端線」の沿線駅を擬人化したご当地萌えキャラ「えだせんがぁるず」が存在する。特産物である寒ブリをイメージした「氷見」駅や、伏木曳山祭りをモチーフにした「伏木」駅など、各地の特色を活かしたキャラクターデザインは可愛らしく魅力的だ。

しかしこの「えだせんがぁるず」、ただのご当地萌えキャラではない。実は、高岡市内で発売中の公式カードを使って対戦カードバトルが楽しめるのだ。

カードのデザインもハイクォリティ
カードのデザインもハイクォリティ

ゲーマーも納得?のクォリティ

ゲームには、5枚1セットのデッキと、6×6マスのフィールドマップを使う。全10種類のキャラクターカードには、モチーフとなった駅の乗客数などをもとに決められたAP(アタックポイント)などの能力が設定されている。そのため、沿線で唯一の新幹線駅で乗客数の多い「新高岡」は強力なキャラで、乗客数のあまり多くない「高岡」などの駅は能力が控えめに設定されている。だが、キャラクターの性能だけがバトルの勝敗を決めるわけではない。

「昼」と「夜」の2パターンが交互にやってくるフィールドの状況や、相手カードの属性との相性など、様々な要素が勝敗に絡むのだ。6×6マスのフィールド内で自らのカードを移動させながら相手のカードと対戦するので、カードをどこに配置させるかも重要となってくる。コイントスによって攻撃の成否や移動できるマスの数が決まるため、戦略だけでなく運の強さも求められる。

ゲーム専用マットも存在
ゲーム専用マットも存在

公式カードバトル大会も開催

ゲームを考案したのは、戸出町の観光案内所も兼ねるアイスクリーム店・戸出ジェラート(富山県高岡市)代表の清都勢憲(きよと せいけん)さんだ。「カードを集めたり、遊んだりしながら地域への関心を高めてもらいたい」という思いから、氷見線・城端線をモチーフにしたキャラクターの制作を決定。デザインや設定は、県内で活動するイラストレーターの糸緒夏未さんに依頼した。最初はご当地キャラを作るだけの予定だったというが、糸緒さんのアイデアによって対戦カードゲーム化が実現した。カードの裏面には、駅や周辺地域のさまざまな情報が掲載されている。

清都さんに今後の目標を聞いてみると、

「現在まだ10種類のカードしかありませんが、これから富山県内の駅を全てキャラクター化していきたいと考えています。もちろん、県外の地域ともコラボレーションできればうれしいですね」

と力強く語った。

駅とカードの相関図(高岡ケーブルテレビより)
駅とカードの相関図(高岡ケーブルテレビより)

ちなみに、ウェブサイトに公開されているルールブックの分量は、何とA4用紙5枚分。ちょっと敷居が高そうに思えるが、清都さんによれば「直感的にプレイできるので、小さいお子様でも楽しむことができますよ」という。また、主なプレイヤー層である20代から30代の男性からは「もっとルールを複雑にしてくれ」とう声も届いているという。

カードは「戸出ジェラート」のほか、雑貨店「いっぽ堂」、「りゅうりゅう」の3店舗で取り扱っている。富山産の米粉を使用したクッキーに、カードが5枚ランダムで付属して、価格は500円。15年4月26日には、初の公式カードバトル大会が開催された。今後も、さまざまな関連イベントを開催予定だ。イベントの詳細や告知はえだせんがぁるず運行委員会の公式Facebookで行うという。

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