所要時間1分! 東京中心部で「一番高い」箱根山(標高44.6m)に登ってみた
2015.05.05 06:00
元々は旧陸軍の施設があった
この箱根山は元々江戸時代、一帯に下屋敷を構えていた尾張徳川家の庭園として造成された人工の築山だ。
明治時代以降は陸軍戸山学校をはじめ、旧陸軍の施設が辺りには集められ、箱根山もその一画に組み込まれた。「箱根山」という名前ができたのもそのころだという。日々訓練に追われる軍人たちも、せめて遊山気分を味わいたかったのだろうか。
戦後、一帯は公園や団地などとして再開発され当時の面影はほとんどないが、箱根山はそのまま古くからの姿を残している。
さすがに「登山」には無理があるものの、戸山公園と合わせてちょっとしたハイキングにはぴったり。都会の喧騒と編集作業に疲れ気味の調査隊は、少し癒された心で箱根山を後にした。