似てるようで全然違う!? 「練馬」と「東武練馬」、魅力的なのはどっちだ
西武の駅舎は平成なのに、東武の方は昭和レトロのまま
本題の対決に移ろう。1本目は交通機関対決からだ。
練馬駅は各駅・準急・通勤準急・快速・快速急行の5種別が停車し、乗降人員も11万人を超える。これに都営地下鉄大江戸線の7万3396人も加わる。1990年代に高架化され、エスカレーターやエレベーター、エアコン完備の待合室などを備える。
西武池袋線の起点である池袋をはじめ、新宿三丁目、渋谷、自由が丘、横浜、永田町、有楽町、銀座一丁目、豊洲、新木場まで1本で行ける。
都営地下鉄大江戸線が開業したのは1991年のこと。最初は練馬区内を走るだけだったが、2000年に全線が開通。都庁前、新宿、青山一丁目、六本木、大門へ乗り換えなしで行けるようになった。
便利なのは鉄道だけではない。駅から徒歩5分ほどのところにある区役所前には、群馬や信越、北陸方面の高速バスが停車する。
一方の東武東上線東武練馬駅。上り(都心)方面で目ぼしい駅といったら大山と池袋くらいだ。
1日当たりの乗降人員は6万197人。普通(各駅)しか停まらないにしては利用者が多い。
とにかく駅施設がしょぼい。開業当時から地上駅なのは変わらず、冷暖房完備の待合室はもちろんのこと、エスカレーターやエレベーターも設置されていない。
東武練馬駅の西側にある踏切。終日混雑しており、いつ事故が起きてもおかしくない。
交通機関の勝負では、東武練馬にほめるところはほとんどない。練馬の大勝利だ。