端午の節句に飾る「フラフ」って? 地方色豊かなお祝いフードも
■関東以南には独特の飾りも!
こいのぼりや五月人形、兜、鎧など、端午の節句は飾りの種類が豊富。みなさんは、何を飾っているのでしょうか。
Q.あなたのお住まいの地域では、端午の節句(こどもの日)に何を飾っていますか?あてはまるものをすべて選んでください。(複数回答あり)
ダントツの1位は「こいのぼり」。次いで、「五月人形」「兜」「鎧」の順で飾る地域が多いようです。そして、このランキングのどれにも当てはまらない、いろいろな地域から寄せられました。
特に目立ったのが高知の「フラフ」です。主に高知市より東側の海岸地域に見られる文化で、大きな旗に金太郎や桃太郎、牛若丸など昔話に登場する力強い男の子が描かれています。男の子の成長を願って、こいのぼりとともに揚げられることも多いそうです。
また、豊臣秀吉や加藤清正など中世戦国期の武者絵の描かれた「武者のぼり」という縦長の旗が掲げる地域も甲信地域や九州などで見られました。九州では「矢旗」というなど、呼び方も場所によってさまざまだそうです。
富山・島根・福岡からは「天神様」を飾るという回答が寄せられました。地域によっては「天神人形」という菅原道真をかたどった人形が飾られることもあるようです。主に土製ですが、わらや布を使った普通の人形の場合もあります。