勝手に比較! 広島県の「東広島市」と北海道の「北広島市」を徹底的に比べてみた
2015.05.01 06:00
空港と県庁所在地にはさまれた「北」と「東」
2つの都市は住民の出身地以外に共通点がある。それは政令指定都市から30キロ圏内に位置し、国管理空港が近いことだ。新千歳空港から札幌市内を目指す場合は北広島を、広島空港から広島市内へ行く場合は東広島市を必ず通る。
しかし新千歳空港と札幌市、北広島市が強力に結びついているのに対し、広島空港と広島市、東広島市のつながりは今ひとつだ。
例えば、北広島駅に停車するJR千歳線の運行本数は、日中1時間あたり上下14本ある。
これに対して広島空港に直接乗り入れる鉄道はない。空港から東広島市の中心部を直接つなぐバスはなく、電車とバスを乗り継がなくてはならない。そしてその本数は多くない。
東広島市内は山陽新幹線の駅があるのだが、1時間あたり上下1本ずつしか停まらない。在来線と接続していないこともあって1日の乗降人員は約1200人に満たない。
県庁所在地中心部までの距離を比べても、北広島市の方が断然近い。