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朝ドラ「まれ」に見る、地方移住の「理想と現実」

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.04.27 06:00
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視聴者「こんな移住者いる~」

視聴者の関心は今のところ、ドラマで描かれている「都会人の地方移住問題」に集中している。
我が身に染みる視聴者もいるのだろう。同感の声が相次いで投稿されている。

移住者でシタール演奏家の京極ミズハは、近所の住民が自宅前に置いていったおすそわけの野菜を「黙っておいていくなんて非常識でしょ」「ゴミ」と言いのける。しかも自分では片づけず、希に処理させようとする。
「人口が減って困っているんでしょ? わざわざ来てあげたのよ」というお客様気分、というか強烈な上から目線だ。
希の献身ぶりに「ありがと」と耳打ちする場面もあり、変化の兆しも見られるが......。

故郷の能登でカフェを開こうと考えるUターン希望者も登場する(実は希一家の居候先、桶作夫婦の息子・哲也)。彼はカフェを開きたくて産業振興課を尋ねる。しかし奨励金の額を聞いて「たった10万じゃ何もできないよ。これでどうやって定住しろっていうの」と不満を漏らす。
哲也の事業計画の詰めの甘さに視聴者もツイートせずにいられない。

そもそも、津村一家も1994年に東京からやってきた移住者だった。縁者がいたわけではなく、希の母・藍子が投げたダーツが命中した能登を選んだ。

希と藍子、弟の一徹は能登になじんでいくが、田舎生活に慣れない父・徹はすぐに行方をくらましてしまう。結局6年ぶりに能登に戻ってきた徹は市役所の清掃員になる。

ドラマで描かれているのは、「都会ではうまく行かなかったけど、田舎ならやっていけるはず」という都会人の勘違いだ。そんな人ばかりではないだろうが......。

希一家がいつまで経っても新参者扱いされるところに、地方のリアルを感じる視聴者もいる。

一方、「都会人はわがままで、田舎の人は純粋」という番組のレッテル貼りに疑問を呈する人もいる。

希の上司は公務員のステレオタイプか!?
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