埼玉県警「チカン防止シール」に「冤罪ガー」としか言わない人たち
5000ツイートの大半がブーイング
このシール、女性がスマートフォンなど身近な小物に貼ることを想定して作られているそうで、表面にはマスコットキャラの「さわらないで!」とのメッセージが。被害者はとっさに声が出なくても、まずはそれを見せることで、相手に拒絶の意思を示すことができる(らしい)。
そしてさらに――ここがもっとも批判を集めている点なのだが――この表面部分をはがすと、中には油性インクで「×(バツ)」マークが印字されている。このインク部分を相手の手に押し付けることで、その手に「×」を付け、後ほど痴漢の「証拠」として役立てる、という目的だ。

2015年1月から配布が始まったこのシール、4月17日に朝日新聞(ウェブ版)が掲載したことで話題になった。その記事には5000件を超えるツイートがついているが、その多くは批判――というより拒否反応で、その大半はシールが「冤罪が増える!」「冤罪シールだ!」という趣旨のものだ。
痴漢やめて「×」シール、相手に印も 埼玉県警が考案 http://t.co/4wGiV3aD0f / これ怖すぎる。物的証拠や証言以上に、「シールが貼ってあるから」という理由のみで有罪に持っていかれかねない。冤罪が増えるというか、むしろシール1枚で人の人生を意図的に壊せる...。
— YU@K (@slinky_dog_s11) 2015, 4月 17
痴漢やめて「×」シール、相手に印も 埼玉県警が考案 - 朝日新聞デジタル http://t.co/Rtzr2hXZvu
これで警察、裁判所を通さずに私刑で痴漢冤罪を生む光景しか見えない。
救われる女性も居るでしょうが、疑わしきは罰する。しかも個人の見解だけで。冤罪も増えそう。
— 京 (@keicustom) 2015, 4月 17
痴漢やめて「×」シール、相手に印も 埼玉県警が考案 - 朝日新聞デジタル http://t.co/zvwGTyAPjN これ、簡単に痴漢冤罪に陥れて社会的に殺せるやつじゃん...
— モラトリアム最終年度突入 (@nnm_t) 2015, 4月 17
痴漢やめて「×」シール、相手に印も 埼玉県警が考案 - 朝日新聞デジタル http://t.co/DTZKk1dZbP
気に入らない男にこのシールをペタっと貼るだけで、男の人生を一瞬で終了させられる画期的な発明ですな!これで痴漢冤罪も増えるね、さすが無能集団!!
— エレニスタ (@frenda23) 2015, 4月 16
痴漢やめてシールとかこれは冤罪増えますね
ムカつくやつにペタっと貼るやつ絶対出てくるんじゃ
— ほしくず@お仕事ください (@dkun_image) 2015, 4月 17
2ちゃんねるやまとめブログなどで踊る「貼られた男は痴漢犯確定」の見出しからもわかるように、貼るだけで男を「警察、裁判所を通さずに私刑」で痴漢冤罪に仕立てることができる恐怖のシール――それが、ブーイング派から見た「チカン防止シール」の姿らしい。
ちなみにこのシールを紹介し、議論のきっかけを作ったのは朝日新聞だが、産経新聞が「『冤罪の助長』にならないか」と過去に論じているのはちょっと面白い。