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埼玉県警「チカン防止シール」に「冤罪ガー」としか言わない人たち

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.04.17 18:08
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密着しないと使えない

とりあえず、冒頭に紹介した通り、このシールを「貼る」のは女性の持ち物なので、男性に勝手に貼り付けて冤罪成立、というのは、まず間違いだ。

その上で、女性が悪意を持って(つまり、相手を陥れる目的で)使うシチュエーションを考えてみたい。まず、強く押し付けないと相手の手には写らない、ということを考慮すると、むしろかなり近づく(それこそ痴漢されるくらいに)必要がある。密着してきて、スマホなどを自分の手に押し付けてくる女性――むしろ、「冤罪被害者」の側としては、不自然な行動として申し立てる材料が増えるのではないだろうか。
また押し付けられたインクの角度や付着の仕方などは、男性と女性の位置関係などを示す情報にもなり得る。あまり不自然な付き方をしていれば、むしろ冤罪を晴らす「証拠」にもなる。

このあたりを考えると、むしろこの「チカン防止シール」で痴漢冤罪をでっちあげるくらいなら、何の証拠もなく「この人、痴漢です!」と警察に突き出す方が、まだ簡単なように思われる。

「いくら裁判で勝てても、一度濡れ衣を着せられたらそこで終わりだ!」という意見はあるだろう。それはそうかもしれないが、それはシールがあろうがなかろうが同じ話だ。別にこのシールは、印を付けた相手を自動的に逮捕してくれる魔法のアイテムではないので、結局は誰かが「痴漢です!」と警察に突き出す必要がある。なので誤認にせよ、悪意にせよ、「冤罪被害者」が生まれるまでのプロセスは従来と変わらない。

そもそも役に立つかは怪しいけれど
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