「バスの料金は後?先?」「メトロと都営って違うの?」...上京前に知っておきたい「東京ルール」【交通編】
地下鉄は2業者あり、乗り継ぐと料金は割高になる
大阪や名古屋、札幌、福岡などの地下鉄は基本的に市営だ。ところが東京では、東京メトロと都営の2種類に分かれる。メトロは黒字なこともあって地下鉄にしては料金が安い(初乗り170円、IC165円)。都営は少々高めだが、それでも他都市の公営地下鉄と同等かちょい安め。乗り継ぐと割引運賃になるが(合算額から70円引き)、地下鉄はメトロだけにするのがベター。
参考までに、日本の地下鉄の乗車区間10キロの料金を事業者別に比較してみた。神戸市営は安く見えるけれども、10キロ超だと310円になるので微妙なところ。
したがって地下鉄で移動する際は、検索サイトの乗換案内を利用し、到着時刻順と料金の安い順の両方を参照し、自分にとってより良い順路を選択すべし。
なお、東京メトロの一日乗車券は600円(参照:都内のショッピングがはかどりそう! 東京メトロ「1日乗車券」600円に値下げ)。一日に東京メトロを何回も利用する人は検討する余地がある。
ちなみに都営地下鉄の路線図は都営/メトロの区別がしにくいが、メトロのそれは路線の太さが違う。メトロの方が実際の地形にやや近いし、見やすい。
この差は一体......。東京都はメトロと都営の統合願望があるのに対し、メトロが及び腰なことが影響しているのかも。