天橋立「なかなか世界遺産になれへん...よし!日本遺産目指そう」
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年3月2日放送で「日本遺産」について取り上げていました。
登録されるとスゴい経済効果を生む世界遺産。
ですが、登録までのハードルはとっても高く、富岡製糸場が世界遺産の国内暫定リストに掲載されてから登録までに7年もかかりました。「そんなに待ってられへんわ!!」という地域も多いため、文化庁が新たな制度として「日本遺産」を作ることに決めたのです。
日本遺産は2015年度に8億円の予算を計上し、実施する予定とのこと。
これは、国宝や重要文化財などとは異なり、地域の有形、無形文化財をその土地の歴史や文化を踏まえた"STORY(物語)"としてまとめ、海外からの観光客などへアピールするものだそうです。
いわば「観光版クールジャパン戦略」と呼べるもので、2020年までに100件の登録を目指すそうです。
「日本遺産」を足がかりに!期待を寄せる町
そんな日本遺産登録を目指す町、日本三景のひとつ、京都府宮津市の「天橋立」。
天橋立は2007年に世界遺産の登録を目指し、国内の暫定リスト入りを目指しましたが、惜しくも落選。それならばと、まずは日本遺産の認定を受け、世界遺産への足がかりにしようと地元は期待を寄せています。
地元が特に獲得を目指すのは外国人観光客。
京都市内には年間100万人以上の外国人が宿泊しますが、そのうち宮津市まで足を伸ばすのは1万4000人程度。日本遺産となることで、なんとか取り込みを図りたいと考えているのです。
2015年度には京都縦貫道が開通予定で、日本遺産に選ばれれば観光の起爆剤になるかも!と期待大なのです。
果たして、無事に天橋立が日本遺産に選ばれて観光客増となるか、注目ですね!(ライター:ツカダ)