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「マジメそうなお隣が、毎晩どんちゃん騒ぎ。実は当人も被害者だった」(静岡県・20代男性)

ご近所トラブル調査団

ご近所トラブル調査団

2015.03.04 06:00
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先輩たちにたまり場にされていた

さすがに耐えかねて管理会社に相談してみると、同じような苦情は他の部屋の人からも来ているとのことで、さっそく注意を入れてくれました。
すると2、3日は静かになったのですが、しばらくするとまた逆戻り。結局半年ほどの間、こうしたやり取りが何度か続きましたが、緩やかに「マシ」にはなっていったように思います。

そんなある日、突然お隣さんがあいさつに来られました。転勤のため、このマンションを出ていくというのです。「ようやく解放される......」とほっとした反面、「これまでご迷惑おかけして、本当に申し訳ありませんでした」とお詫びの品を差し出してくるお隣さんの姿に、「こんな真面目そうな人が、なぜ?」と余計に不思議になりました。

後日、管理会社の人や他の隣人に聞いたところ、実は騒ぎのメインだったのは、当人ではなくてその職場の先輩や同僚たち。職場に近いこともあって、電車がないときなど毎日のように押しかけられ、いわば「たまり場」にされていたのだそうです。先輩たちの頼みは断れず、かといって近所の人たちには申し訳なく......と、長らく板挟みになっていたとか。それでも回数は減っていたのですから、当人としてはかなり勇気を出して断っていたのでしょう。転勤とその辺が関係あるのかはわかりませんが......。

お隣さんに同情したものなのか、とりあえず安眠を取り戻せたことを喜ぶべきなのか。今でも思い返すと、ちょっと複雑なものがあります。

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