寒ブリにこんな食べ方が!本場・氷見ならではのアレンジメニュー
[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2015年2月16日放送の「旅とも」のコーナーで、石川県に隣接する富山県・氷見の寒ブリを紹介していました。
寒ブリとみそのハーモニーに脱帽!
富山県西部の氷見はいわずと知れたブリ漁が盛んな港町です。氷見で獲れた寒ブリは脂が乗っていて、高級ブリとして有名です。
氷見市内にある飲食店「灘や」。このお店ではブリを使ったちょっと変わった郷土料理を出しています。
北陸の郷土料理「ブリ大根」といえば、今が旬のブリを醤油でやわらかく煮込んだものですが、灘やのブリ大根はみそ味仕立て。
魚に合う田舎みそを使い、ご飯にもお酒のお供にもぴったりなあっさりとした味に仕上げられています。(1人前700円)
寒ブリのうま味に乾杯!
灘浦地区にある民宿・小堺荘では寒ブリを使ったどぶろくの仕込み体験ができるのです。
旅館の田んぼで育ったお米を1時間ほど蒸し上げ、30分ほど冷やして、水と米こうじを投入。
そこに寒ブリの皮から抽出・培養した酵母を入れ2週間ほど寝かせると、どぶろくが完成します。
この酵母を発見した富山県食品研究所の瀬智之さんは「寒ブリ酵母を使うと一般的なものよりうま味成分が2~3倍になる」と言います。
この仕込み体験をすると、どぶろくがお土産についてきます。(体験料、4人1組・1人3500円)
絶景を見ながら寒ブリのフルコースを!
氷見のシンボル・虻が島がお部屋から見ることができる「料理旅館・はしもと屋」。天気の良い日には虻が島ごしにそびえる雄大な立山連峰を一望することができます。
自慢はこの景色だけでなく、ブリ尽くしのフルコースです。毎年ご主人が趣向を凝らした新作のブリ料理を創作。
ブリの刺身をを生ハム巻き上げて洋風に仕上げた前菜や、骨付きブリの揚げもの、その名も「スペアブリ」皮目の部分はパリパリに、中はふっくら仕上げられており、食感の違いも楽しむことができます。
ブリしゃぶにはポン酢、ゆず味噌、しお湯葉の3つのつけダレが用意されており、獲れたてのブリの新鮮さを引き立てます。
煮ても焼いても刺身にしても美味しい寒ブリ。そんな高級食材にちょっとアレンジを加えて贅沢に仕上げる氷見の職人たちの仕事ぶりに感動しました。
富山県氷見市は金沢から車で1時間。北陸新幹線が開業すると金沢から少し足を伸ばして、北陸の味覚を楽しんでみるのも良いかもしれませんね(ライター:ファンキー金沢)