スタバが多いほど都会って本当?地域別店舗数を比較してみた
政令指定都市は必ずしも人口に比例しない!?
次に政令指定都市の店舗数を見てみよう。東京を除く都市で最も多いのは横浜市の43だが、名古屋市とは1つしか変わらない。喫茶店の利用者が多い土地柄だからと考えられるが、同じ東海文化圏の岐阜市は3店舗しかない。41万都市にしてはやや寂しい。
その横浜市と東京都に挟まれた人口142万人の川崎市は、店舗数が2ケタに満たない。
政令指定都市ではないものの、人口約33万人の埼玉県越谷市にはスタバが7つもある。これはイオンレイクタウンに5店舗あるからだ。このほか市ではない「町」にスタバが店を構えるところもある。その多くは大型商業施設またはSA・PAに併設されている。
政令指定都市の中で店舗数が少ないのは堺市の2。次いで熊本市の4。
もっとも熊本市の場合、隣町のベッドタウンである菊陽町(2)や嘉島町(1)の計3店舗を加算しても不公平ではないだろう。
人口83万人を超える堺市にスタバが2つしかないのは少々意外だ。大阪市も名古屋市や横浜市と比べるとやや少ない印象を受ける。ここからは仮説になるが、「ミックスジュース」に代表されるような独自の喫茶店文化が根付いているために、昔ながらの店を支持する層が多くいるからだろうか。