岡山駅と岡電とイオンモール岡山が「つながる」日、街は大きく変わるかもしれない
活気づく駅前をさらに盛り上げるためには
イオンモール岡山は、JR岡山駅から徒歩5分のところに2014年12月17日にオープンした。 地下2階地上8階で、延べ床面積25万平方メートル、総賃貸面積9万2000平方メートルもある巨大商業施設だ。食品テナントも入れると専門店数は約400。駐車場は約2500台ある。西日本でも屈指のスケールなのは間違いない(参照:「女子力高すぎ」と話題の岡山イオンモールのトイレがやっぱりすごい)。
JR岡山駅と岡電の岡山駅前が地下街でつながっているように、JRとイオンも地下街と地下通路でつながっている。イオン開業前と比べて通行量は90倍に膨れ上がったという。
イオンモール岡山 地下通路♪ナウ pic.twitter.com/ltCrdYmnNl
— butubutu727 (@butubutu727) 2015, 1月 13
JRと岡電の乗り換えを便利にすることで、イオンだけでなく市中心部にも足を運んでもらいたいという思いがあるのだろう。
地元商工会議所や市民グループは東口広場乗り入れだけでなく、岡電の延伸を度々市に対して要望している。しかしなかなか前に進まないのが実情だ。
岡電は市営ではなくて地元の両備グループ系列だ。設備投資しても回収できる見込みがあるか、シビアにみているのかもしれない。
市が設備を保有して、運転のみ岡電が受け持つというやり方もある。一方で「環状部の道路整備を優先してほしい」という声もある。
駅前広場乗り入れが実現して利用客が大幅アップすれば、路面電車復権の勢いが、岡山だけでなく全国に波及するかもしれない。