岡山発祥の変わった資格「ジーンズソムリエ」って何?
2015.01.07 18:33
日本のジーンズを牽引した岡山
もちろんジーンズソムリエといっても、ジーンズを口に入れて味わったりするわけではない。試験が創設された目的は、商品選びの優秀なアドバイザーを育成することだ。公式サイトには「ジーンズソムリエに会えるSHOP」というページも設けられている。
それにしてもなぜ岡山でジーンズ? 実は岡山県は、日本一ともいわれるジーンズの生産地だ。
もともと綿花の栽培が盛んだった岡山。近代化とともに繊維工業が発達し、明治時代は足袋、大正・昭和時代は学生服の産地として全国1位のシェアを占める。そして1960年代、ジーンズの流行を予感した人たちがいち早く手がけた結果、ボブソンやビッグジョンといったブランドを世に送り出した。