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北陸新幹線開業直前の金沢市では、工事看板までとっても「グローバル」だった

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.12.24 17:12
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北陸新幹線の開業を来年3月に控える金沢市だが、首都圏からの日本人観光客はもちろんだが、世界中から外国人観光客も大勢押し寄せるだろうと、予想されている。「explosion」が起きるはず、と表現する人もいるほどだ。「観光客の爆発的増大」が期待されるとあって、金沢市では目下着々と準備が進められている。

金沢市の公式フェイスブック「いいね金沢」では、2014年12月24日、次のような告知の投稿が書き込まれた。【工事看板のおもてなし】というタイトルが付けられている。

 金沢市では、「世界の交流拠点都市金沢」を目指し、まちの魅力をより一層高めていくため、景観整備の柱となる無電柱化を積極的に進めています。現在は、 ひがし茶屋街入口の東山木町地区や、尾山神社神門へと通じる文化ホール横などで工事を行っていますが、工事現場が観光地に近いため、外国からのお客さまも 多く往来されます。
今回、施工業者さんの協力のもと、日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語で記した看板を設置しました。工事の内容をお伝えし、不慣れな土地を安全に通行していただくことが目的です。
1枚の看板を通じて【おもてなし】の心を感じていただければ。

土木局道路建設課から書き込まれた上記の投稿記事に、は次のような写真も付いている。

金沢市公式フェイスブック「いいね金沢」より
金沢市公式フェイスブック「いいね金沢」より

無電柱化が工事の目的

ひがし茶屋街は、石畳の道の両側に紅殻格子のお茶屋が並ぶ観光スポット。江戸時代の風情が残されており、重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている。この景観をさらに江戸時代に近づけるための、地域一帯の無電柱化が、工事の目的だ。

今や日本の観光地では、今や複数言語に対応した地図や標識は当たり前のものになりつつある。しかし通行人に注意を呼びかける工事看板のようなものこそ、異国を旅する人にとっては必要性が高い情報といえる。

金沢のこうした「おもてなし」は、2020年の東京五輪に向けてさらに広がっていきそうだ。

金沢市公式フェイスブック「いいね金沢」より
金沢市公式フェイスブック「いいね金沢」より
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