つぶあん派VSこしあん派!味覚の境界は「名古屋」にあった
紆余曲折「しるこサンド」誕生秘話
48年前から販売している「しるこサンド」作っているのは、愛知県小牧市に本社のある松永製菓です。
お話しを伺ったのは開発者の一人でもある石山和義さんと、コンプライアンス室の藤田大輔さんです。
使っているのはもちろん、こしあん。だから「しるこサンド」というネーミングにしたそうですが、つぶあん人気のこの地方でなぜこしあんを使ったお菓子を作ったのでしょうか?
実は当初はつぶあんで試作したのですが、ビスケットに挟んで焼き上げたつぶあんがとてつもなく固くなってしまったこと、表面がボコボコして見た目も悪くなってしまったそうで、つぶあんを使いたくてもつかえなかったそうです。
その結果大ヒットし、この地方を代表するお菓子となりましたが、つぶあんに対する想いは消えていないとのこと。つぶあんのサンドを作るのは社の長年の夢、目標だそうで、引き続き開発はしていくとのことです。
「ぜんざいサンド」が発売されるのも楽しみですが、私は個人的にこしあん派です。しるこサンドはそのままで十分おいしいと思います。(ライター:神谷祐美)