京都・三条の某ビルに「タタリ」の石が残っている?
2014.11.11 07:10
今も残る弁慶が愛した石
弁慶石町の由来となったのは、その名の通りの「弁慶石」。
弁慶石は今も弁慶石町のビルの一角に飾られていて、実は隠れた観光スポットなのだとか。
その昔、三条京極あたりに住んでいた武蔵坊弁慶がとても大事にしていた石があったといいます。
そして弁慶が奥州に行く際に一緒に石を持っていったところ、弁慶は亡くなってしまい、石が「京都へ帰りたい」と泣き出したそうです。
後に奥州で疫病が流行ったため、たたりを恐れて石を三条京極に戻した、という逸話が残っています。
現在ではビルの下にちょっと隠れて目立たない弁慶石ですが、いつでも街の平和を見守っている守護神なのかもしれませんね。(ライター:ツカダ)