大須にある「変な信号機」の謎を追う
信号機の仕様は全国どこでもだいたい一緒だ。ところが、名古屋市中区大須にはちょっと変わった形をした信号機がある。
江戸時代から門前町として栄える大須は、日本3大電気街、演芸場、コメ兵本店、矢場とん本店、古着屋、アニメ専門店――個性あふれる店が軒を連ねる。
この町は信号までユニーク。赤門通と裏門前町通の交差点には、車と歩行者用が一体化したタイプが設置されているのだ。
1本の支柱から延びるアーム。その先端に取り付けられた信号機は4方向を向いていて、車用が外側、歩行者用が内側に設置されている。まさに「空中に浮いた信号機」だ。
YouTubeでチェックする限り、車の運転手は、前方にある車用と歩行者用の信号機の色を、目線を動かすことなく確認できるようになっている。
名古屋 大須の信号機1(YouTubeより)